南山はどこ?
関東平野に緩やかに突き出る多摩丘陵、その東の玄関が稲城南山。肥沃な大地に抱かれ、古くから豊かな農作物の恵みをうけてきました。そのひとつでもある、江戸時代から作られている梨は、稲城を代表する人気ブランド。その梨農園をゆったり上から見守るように南山はあります。87ヘクタール(東京ドーム19個分)の都内で最大の里山です。
「都心の近くに、こんなスバラシイ自然豊な、里山が!」・・・・稲城南山に接した人は誰もが驚きます。「京王相模原線」が多摩川の鉄橋を渡り、「京王よみうりランド駅」を過ぎるとすぐ、車窓の左側に連なる丘陵が「南山」です。子供からお年寄りまで気軽にハイキングが楽しめる里山です。
87ha(東京ドーム約19個分)の都心のオアシス
新宿から京王線で30分280円の里山
空中写真です。最初にひときわ目を引く、こんもりと広がる緑、赤線で囲んだのが南山。東隣の小沢城址(川崎市が保全しました。)、
西に妙見寺、妙尊寺、坂浜の農地(この地域は開発計画から抜けた)などと繋がっておりおり、古代な里山を形成しています。
左上の「東京競馬場」と比較して見てください。
こんなスバラシイ里山が、なぜ残っているのでしょうか?
南山開発は多摩ニュータウン開発と同時期に計画され、都市整備公団、三井不動産と何度も開発主体が変わり、
事業開発が今日まで長引きました。その間、全体の開発が前提になっていたので、ミニ開発も手がつかず、首都圏最大の
里山が奇跡的に残っているのです。
「時代遅れの丘陵開発」が、昔の夢を追ってようやく今、始められています。